山岳トンネル工事現場で点検時間40%減!
BizStack Assistantで実現した省人化と安全性の向上

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社名 西松建設株式会社
業種

総合建設業

利用サービス BizStack Assistant
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💡IoTビジネス開発 💡データ可視化 💡遠隔監視 💡ベンチャー共創 💡業務効率化 💡センサーメーカー

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  • 多数のセンサーとダッシュボードの管理が複雑で情報にアクセスするには習得時間が必要だった
  • 異常発生時の初期対応に時間がかかっていた
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  • チャットツールで簡単に設備の状況を確認でき、点検作業時間が40%削減できた
  • 異常発生時には現場のデータを迅速に呼び出せるようになり、初期対応が速くなった

2024年に150周年を迎えた西松建設株式会社は、山岳トンネル施工技術の向上に注力し、無人化・自動化施工システムの開発を通じて、業務の効率化と生産性の向上を目指しています。

導入前の課題


情報にアクセスするには習得時間が必要だった

山岳トンネル工事の現場には多数のセンサーとそれに対応するダッシュボードがあり、これらの管理にはある程度の習得時間が必要でした。例えば、現場監督者がポンプの稼働状況を知りたい場合、いくつものシステムを確認し、複雑なダッシュボードを操作して情報を得る必要がありました。ダッシュボードの複雑さが原因で、異常時の対応や点検作業に時間がかかり、監視モニターが増えることで管理がより複雑になっていました。

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トンネル内の水中ポンプ

導入の効果


日々の点検作業時間が40%削減!

BizStackとBizStack Assistantの導入により、現場監督者はスマートフォンからいつものチャットツールを用いて自然な会話を交わしながら設備の稼働状況を瞬時に確認できるようになりました。これにより、日々の点検作業時間が40%削減されただけでなく、異常発生時には現場のセンサーやカメラのデータや復旧手順などのナレッジも呼び出すことで迅速な情報収集と初期対応が可能になりました。トンネル工事現場は暗く、狭い現場を大型施工機械が動く危険な現場ですが、遠隔で現場の状況が把握できることで、作業員の安全を守ることにも繋がっています。

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本プロジェクト構成図

今後の展望


他技術と組み合わせてさらなる効率化と安全性の向上を目指す

西松建設株式会社は、研究開発拠点「N-フィールド」で山岳トンネルの無人化・自動化施工システムをはじめとする先端技術の実験に取り組んでおり、AIやIoTを含むDX技術のテストも行っています。BizStack Assistantをこれらの技術と組み合わせることにより、トンネル工事だけではなくダム、道路、ビルといった多様な建設現場においても、効率化と安全性の大幅な向上が期待できます。

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⻄松建設株式会社 技術研究所
山本 悟 様