IoT活用事例

高齢者が歩きたくなる街づくりで地域の健康を増進する

業種:自治体・ディベロッパー
導入製品:MODE Sensor Cloud
導入センサー:センサー内蔵シューズ「TUNEGRID」

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課題

  • 高齢化が進み、医療費関連のコスト支出が増加している
  • 都市の魅力が減少し、人口が都心部に流出している
  • 住民の外出頻度が減り、地域経済が衰退している

導入効果

高齢者を中心にアシックスセンサー内蔵シューズ「TUNEGRID」を配布し、住民の運動状態をモニタリングします。歩数の見える化は着用者の運動へのモチベーション向上に寄与し、中長期的に地域の健康増進、ひいては自治体の医療費関連のコスト削減へ貢献します。また地域のイベント情報や混雑情報などと組み合わせることでさらなる健康への行動変容を促します。

ポイント

スマートウォッチが普及し、自身のバイタルデータを取得・管理することはより一般的になっておりますが、デバイスへの投資、着用・充電など継続することは簡単ではありません。MODE標準対応センサーの一つであるアシックス様の「TUNEGRID」は靴を履くという日常動作の中で歩数をモニタリングすることが可能です。IoT導入の成否はこのような運用における細やかな仕掛けに左右されることも少なくありません。

高齢化が進む中で、「健康・ウェルビーイング」というのは人々にとって重要なテーマになっております。またSGDsを背景に車に依存しないウォーカブルシティを掲げる都市も少なくありません。特にテレワークが普及し、住む場所の選択肢が多様化した現在、人を惹きつける街づくりは自治体や地域に関連する事業を行う企業にとっては重要なテーマだと言えるでしょう。