IoT活用事例

感染症対策のために施設や店舗の混雑状況を可視化

業種:商業施設・公共施設
導入製品:MODE Sensor Cloud

時間帯別混雑可視化

課題

  • 曜日ごと、もしくは時間帯ごとの混雑状況を把握して混雑予測を行いたい
    混雑しがちな曜日や時間帯が予測できれば、感染症対策のための清掃や消毒を行う人員の配置が最適化できる。
  • 来客者のカウントはセンサーを用いて自動化したい
    入口で来客者をカウントするために人手を割くことはコストがかかりすぎるためセンサーを用いて自動化したい。

導入効果

施設の入口に人流検知センサーSIGNシリーズを設置して来客者の入退場数を計測し、MODE Timeseries Databaseに時系列データを記録していくことで時間帯ごとの混雑状況の可視化や、リアルタイムに施設ごとの混雑状況の把握が可能になりました。これらの情報を知ることで、施設運営者は事前に効率的な人員配置をすることができます。さらに情報をオープンにすることで、来客者は混雑した時間帯を避けて来場することが可能になります。

ポイント

施設の入退場数のリアルタイムな把握だけではなく、中長期の入退場データの分析によって、感染症対策のための業務コスト削減も注目すべきポイントです。新型コロナウイルス感染症の拡大であらゆる施設において清掃や消毒などの感染症対策は欠かせない業務となりました。それらの業務をコストを最適化しながら効率よく実施することは、顧客サービスの一環といえます。

muraoka

「来場者に混雑状況を見せると客足が遠のいてしまう」という意見もありますが、「顧客はリスク情報を真摯に公開している施設とそうでない施設のどちらを信頼するか?」という観点も重要でしょう。withコロナ時代では感染症対策に対する取り組みは顧客サービスの一種と捉えるべきです。

Masakazu Muraoka / Solution Architect